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#009 AI時代に人間が失いつつあるもの
― それは知識ではなく、自分自身を感じる力かもしれない ― AIが急速に進化しています。 文章を書く。 画像を作る。 翻訳する。 要約する。 企画を考える。 プログラムを書く。 少し前まで人間にしかできないと思われていたことが、次々と自動化されています。 この変化を見て、 「AIに仕事を奪われる」 という議論をよく目にします。 もちろん、それも重要な問題です。 しかし私は、もっと根本的な問いがあるように感じています。 それは、 AIによって人間は何を失うのか。 ではなく、 AIによって、人間とは何かが改めて問われているのではないか。 という問いです。 私たちは今、単なる技術革新の時代ではなく、 人間観そのものが揺らぐ時代を生きているのかもしれません。 人類は長い歴史の中で、自らの能力を外部化してきました。 文字は記憶を外部化しました。 本は知識を外部化しました。 図書館は集合知を保存しました。 インターネットは検索を外部化しました。 そして今、AIは思考そのものを外部化し始めています。 かつては頭の中で行っていた作業を、AIが代わりに実行してくれ
6月9日読了時間: 5分
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